無料が前提となっているようなマンガアプリのビジネスモデル
調査の中で「1ヶ月で電子書籍に使う金額」の設問では、39.8%のユーザーが「0円」と回答。さらに「1,000円未満」も30.0%となり、70%近いユーザーが一ヶ月で1,000円もお金を使わない、ということとなった。では、「一部のヘビーユーザーが支えているのか?」と他の回答を見てみても、「10,000円以上」が3.3%、「5,000~9,999円」でも4.9%、と買い支えているとは感じがたい。
では「何で収益をあげているのか」という話だが、マンガアプリに限って言えば「動画広告」ではないかと考えられる。マンガアプリの中には、広告動画を見ることで1日のうちに無料で読める本数が増える、というシステムを導入しているものも多い。そうした動画の広告費を獲得することで、なんとかアプリ全体として収益化を図っているのだ。
これはマンガアプリに限った話なので、もちろん電子書籍業界全体で見れば広告費を得ずに黒字になっているものもあるだろう。しかし動画の広告費が前提となっているビジネスモデルのサービスがあることも事実。そんなあの手この手で利益をあげることに奔走する出版社業界にとっては、今年大流行し書籍が飛ぶように売れた鬼滅の刃は、やはり救世主のような存在だったのかもしれない。
参照元:2人に1人は電子書籍の利用経験あり、使う金額は利用者の4割が「0円」 電子書籍の実態アンケート
(文=オトナライフ編集部)
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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