地位安泰のPayPayとこれから尻に火がつくかもしれない下位サービス

QRコード決済といえば、国も近年普及を推進しているキャッシュレス決済のひとつで、2019年頃から各サービスが高還元率の還元キャンペーンを展開するなどシェア争いが激化する戦国時代へと突入していった。
現在ナンバーワンシェアを誇るPayPayは、登場直後から「100億円あげちゃうキャンペーン」という前代未聞の規模のキャンペーンを行うなど、大々的な還元キャンペーンで存在をアピール。比較的後発のサービスながら一気に知名度を業界トップクラスへと成長させた。その結果、業界の中でも抜きん出たシェアを獲得することに成功し、確固たる地位を築き上げたのだった。
公式HPの記載によれば(5月18日時点)、「登録ユーザー数3,900万人」以上だといい、日本の人口の3人に1人は登録している計算だ。さらに使える店舗も「全国で316万カ所」以上と、地方の小さな土産物屋でも「クレジットカードは使えないがPayPayなら使える」という場面にも遭遇するほどの普及ぶりを見せている。
2021年になってからこれまでのような高還元率の“バラマキ戦略”を控えるようになった印象のQRコード決済業界。戦国時代からひと段落ついて、これから淘汰の段階に入ってしまうとすれば、現在シェアが振るわない下位のサービスは無策のままでは消えてしまうことは間違いない。これからは、そうした淘汰のボーダーライン上のサービスほど躍起になってシェア拡大を図ることになるのかもしれない。今後のQRコード決済の動向に注目だ。
参照元:キャッシュレス決済はどれがいい!?もう多すぎ!比較しておすすめ教えて【金融Lab.】
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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