QRコード決済サービスのシェア調査の結果が発表された。その中で1位となったのはやはりこれまでも“絶対王者”とされていたサービスで、大きな番狂わせは見られなかったと言っていい結果となった。このまま2021年も業界の勢力図は変わらないのだろうか。
今回は、調査結果から見えてくるQRコード決済業界のシェア争いについて考えていきたい。
PayPay、メインで使うQRコード決済で圧倒的な1位に!

(画像=Image:financial.showcase-tv.com、もはやランキングでは1位が定位置となりつつあるPayPay。d払いにダブルスコアに近い差をつけている(山田のレゾンデートル調べ)、『オトナライフ』より引用)
今回発表されたのは、動画メディア「山田のレゾンデートル」が4月に実施したQRコード決済やクレジットカード決済、電子マネー決済といった各種キャッシュレス決済の「メインで使っている決済」等の調査結果だ。その中のQRコード決済部門で1位となったのは、大方の予想通り「PayPay」だった。「2021 メインで使っているコード決済」の設問でPayPayを選んだのは420人。2位の「d払い」が229人であることを考えると、ダブルスコアに近い圧倒的な支持を得ていることがわかる。
また3位の「楽天ペイ」191人、4位「au PAY」135人までが3桁の回答数で、5位「LINE Pay」(52人)からはさらに支持率が一気に低下する様相を呈した。やはり携帯キャリア4社の展開しているサービスは、スマートフォンという現代の生活に欠かせないデバイスと密接に関わる施策が打ちやすいため導入を促しやすいのだろうか。