インスタは教育に悪影響?

子ども向けインスタグラム、計画段階で頓挫の可能性? アメリカで問題視される理由
(画像=Image:Wachiwit / Shutterstock.com、フェイスブックに表示されるニュースの使用料をめぐり各国で議論された、『オトナライフ』より引用)

新たなサービスの目論見が登場前から取りざたされてしまったフェイスブック。事業の方針も再検討を余儀なくされることになりそうだ。実は2021年に入ってからというもの、フェイスブックでは既存事業の方針転換を求められるケースが続いている2月には欧米を中心に「ニュース使用料の支払い」に関する論争が激化。支払い義務に関する法整備を進めるなど強硬な姿勢を取ったオーストラリアに対し、一時ニュースの共有を制限する措置を取っていた。
さらにアップルが「iOS 14.5」でユーザーのプライバシー保護強化を図り、個人情報の“追跡(トラッキング)”にユーザーの許諾を必須とする変更を加えると、「フェイスブック(またはインスタグラム)の無料使用を助けるため」トラッキングを有効にするよう求めるプロンプトが表示されるようになっている。法案成立に反対するため強気の姿勢を取ったオーストラリアの一件と比べると非常に情けない泣き言のようにも見えるが、それだけフェイスブックも利益の確保に必死なのかもしれない。

実はこれまでも“子ども向けインスタグラム”には懸念の声が挙がっていた。アメリカのWebメディア・BuzzFeed Newsが3月に同サービスの存在について報じた際には、インスタグラム自体が「とくに若いユーザーに有害なコンテンツを提供する場を与え、不安やうつを助長している」と一部から批判されていることが伝えられている。
現在さまざまなタイプのサービスが隆盛し、戦国時代となっているSNS業界。最近では「Clubhouse」の流行をきっかけに各サービスが音声チャット機能も備えるようになってきた。そんな競争の激しい世界でこれだけ計画変更を余儀なくされていては競争力も落ちてしまうことが懸念される。今後のフェイスブック・インスタグラムがどれだけ業界シェアを維持できるのか。注目していきたい。

参照元:フェイスブックは子供向けインスタグラム計画中止を-州司法長官ら【Bloomberg】

※サムネイル画像(Image:Antonio Salaverry / Shutterstock.com)

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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