実際に音質は上がったのか? ハイレゾの実力
どういう音が「良い音」という定義はなかなか難しいが、ハイレゾと通常音源の差はたしかにあった。ハイレゾの方が音と音の境目がはっきりしており、ボーカルや楽器の位置も一層はっきり立体的に聴こえてくる。音質の違いを実感するには、どちらかというとジャズのようなアコースティックなものが向いており、ソフトウェア音源中心の楽曲では違いが分かりづらかった。
安くない投資になるとは思うが、ジャズやクラシックなどを毎日聴くのであれば、満足できるお金のかけ方ではないだろうか。また、筆者が個人的に「集中力が高まる」と感じたのはハイレゾで環境音を再生する方法。野鳥の声といった自然音がAmazon Music HD内にいくつかあるので、再生しながら作業するとまるで屋外で作業しているような感覚になりかなり集中できた。
良い音楽があって美味しいコーヒーが飲めるだけでリモートワークの質は劇的に向上する。コーヒーにも興味がある方は筆者が以前に書いたコーヒー系ガジェットやミルの記事もご覧いただければ幸いだ。(ROSETTA・木村ヒデノリ)
■Profile
木村ヒデノリ
ROSETTA株式会社CEO/Art Director、スマートホームbento(ベントー)ブランドディレクター、IoTエバンジェリスト。
普段からさまざまな最新機器やガジェットを買っては仕事や生活の効率化・自動化を模索する生粋のライフハッカー。2018年には築50年の団地をホームハックして家事をほとんど自動化した未来団地「bento」をリリースして大きな反響を呼ぶ。普段は勤務する妻のかわりに、自動化した家で1歳半の娘の育児と家事を担当するワーパパでもある。
【新きむら家】
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提供元・BCN+R
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