●最も現実的なトヨタ流の解答

 一方、トヨタチームメイトを組み込んだミライだが、ハードウェア的にはレジェンドに匹敵する充実度だ。

【びっくり映像】豪快なダンクを決めようとしたらボールと一緒に自分もゴールへ入っちゃったとんでもない映像
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)

 前方向けカメラはひと組のステレオカメラと長距離カメラともう一つの4つ。

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(画像=『CAR and DRIVER』より引用)

 同時に360度を監視する5つのミリ波レーダーと、前方を見る1つのライダーセンサーを備えている。

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(画像=『CAR and DRIVER』より引用)

 レジェンドは5つのライダーを備えるため少ないと思われるかもしれないが、トヨタ方式は今後ハードウェアアップデートも明言し、左右に2ずつ、さらにリアに1つの合計後3つのライダーセンサーが取り付けられるようになっている。

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(画像=『CAR and DRIVER』より引用)

 このOTA(OVER THE AIR)中心の進化性能こそがトヨタ流の白眉で、今後同社はクルマ作りをソフトウェアファースト(ソフトウェア第一主義)にすると宣言。ミライもタイミングを見てソフトとハードをどんどんアップデートしていく。

【びっくり映像】豪快なダンクを決めようとしたらボールと一緒に自分もゴールへ入っちゃったとんでもない映像
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)

 現時点での走行性能だが、首都高を走り出し、速度などの条件が整い、メーター内に「Advanced Drive Ready」と表示され、ステアリング右メインスイッチを押せばレベル2運転支援が始まる。

【びっくり映像】豪快なダンクを決めようとしたらボールと一緒に自分もゴールへ入っちゃったとんでもない映像
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)

 モニターのグラフィックがグレーの時はハンドルに手を添えているだけで走行でき、ブルーに変わるとハンズオフも可能。実際に試してみたが不安感は全くない。

【びっくり映像】豪快なダンクを決めようとしたらボールと一緒に自分もゴールへ入っちゃったとんでもない映像
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)

 それから、現時点ではトヨタもホンダも日産もハンズオフ機能自体にさほど差はないかと思いきや、結構違う。

 トヨタチームメイトは首都高中央環状線C1でもレベル2運転支援を可能とするのだ。

 実は日産もホンダもこの手をC1では使う事ができない。道があまりに複雑で、曲率も小さいからと思われるが、除外されているのだ。

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(画像=『CAR and DRIVER』より引用)

 一方、実際にC1でトヨタチームメイトを使ってみたが作動速度はさほど速くない。首都高は時速50キロ制限区間も多く、そこではプラス10キロの時速60キロ以内でのみ運転支援が可能となるからだ。

 しかし、これが案外現実的で、ハンドルに手を添えてさえすれば、恐さが全くなしで、アクセルやペダルも踏まずにどこまでも運転することができる。

 アイズオフのような技術的なハデさはない。だが、トヨタチームメイトが現実的には今一番広い領域で使える「自動運転」といえるかもしれないのだ。

【びっくり映像】豪快なダンクを決めようとしたらボールと一緒に自分もゴールへ入っちゃったとんでもない映像
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
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(画像=『CAR and DRIVER』より引用)

Writer:小沢コージ Photo:小沢コージ

提供元・CAR and DRIVER

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