4月に入り東京、大阪、京都、兵庫を対象に出された3回目となる「緊急事態宣言」。街から人が消えた1回目の様子は記憶に新しい。しかし、今回の発令でみなさんの周りの様子はどうだろう。1回目に比べて「慣れ」が出ているのではないだろうか。今回は、この人々の緊急事態宣言への慣れが数字として見て取れる、ある調査結果を紹介する。緊急事態宣言は形式化されはじめている?

3回目の緊急事態宣言!街はいまどんな様子?

キャッシュレス決済の利用動向で判明! 緊急事態宣言「巣ごもり」は過去のもの?
(画像=Image:Yusan Finna / Shutterstock.com、酒類の提供が終日停止した地域もある、『オトナライフ』より引用)

4月25日から、東京、大阪、京都、兵庫を対象に「緊急事態宣言」が出された。2020年4月、2021年1月に続き、今回が3回目となる緊急事態宣言。外出の自粛や、飲食店の時短営業や休業要請、イベントやスポーツの無観客開催の要請など、生活に大きな影響を与える。加えて今回は飲食店の「酒類の提供終日停止」や東京都においては、20時以降のイルミネーションやネオン看板の消灯を要請するなど、今まで以上に徹底した対策が取られている。
しかし、初めてとなった1年前の宣言が出た際と比べて、街の人通りはとても多く見える。同時に、飲食店での酒類の提供停止に伴う路上飲酒の増加なども連日ニュースを賑わせている。多くの人達にとって緊急事態宣言は、「またか…」という感覚になってしまっているのではないだろうか。今回ある指標からも、緊急事態宣言の影響の鈍化について浮き彫りになってきた。