中古端末への苦手意識と消えぬ不安

中でも気になる数字となったのは、「中古端末」についてのアンケート項目。キャリアユーザーでは新品端末の利用が98.3%、中古端末が1.4%。格安スマホユーザーでは新品端末が92.9%、中古端末が6.5%という結果となり、ほとんどが新品を使用しているという。また、中古端末を利用していないユーザーのうち「今後も利用するつもりがない」と答えたのは83.5%とかなりの割合を占めるという結果となった。
一定量の中古端末ユーザーもおり、国としても中古流通を促したいようだが“利用する気がない”という意識の問題でもあるため、もはや頭打ちではないだろうか。
調査の中では中古端末を使わない理由として「バッテリー持ちが悪そう」「端末が衛生的でないイメージ」などが挙げられていた。洋服の古着や家電・家具などと違い、携帯端末は個人情報の塊と言っても過言でないほどさまざまな情報が詰まっているものだ。販売時には確認などされてはいるだろうが、どこの誰が使用していたかわからないため、セキュリティ面において手放しに信頼を寄せるのは難しいのかもしれない。
3月29日にはアップルが同社製品(Mac、iPhone、iPad)のうち保証期間外の製品の修理を担当できる業者を認定する「Independent Repair Provider(独立修理プロバイダ)」プログラムを発表した。これからは業界をあげて中古端末への信頼感を向上させていく気配もあるが、日本での浸透はどうなるだろうか。公正取引委員会から5月に発表される報告書にも注目したい。
参照元:中古携帯「今後も使わぬ」8割 公取委が消費者調査【共同通信】
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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