玉子焼きの賢人2人に教わる感動レシピ!

簡単に見えて奥が深い出汁巻き玉子。料理人の数だけレシピが存在する。職人のこだわりの世界を垣間見たい。 ジューシーな口どけの中に和三盆糖と卵の甘さがふわっと広がる『玉子焼き 赤鬼 とうきょう』と、香ばしい焦げ目と豊かな風味に朝から一杯傾けたくなる『手打そば 菊谷』のレシピを大公開!

『玉子焼き 赤鬼 とうきょう』編

香川県高松市の玉子焼き専門店『赤鬼』の味を受け継いでオープンした『玉子焼き 赤鬼 とうきょう』。その玉子焼きは、高松のみならず、東京でもたちまち話題になった。

高松発の玉子焼き専門店と聞くと、関西風の出汁の利いた甘くない硬派な玉子焼きを想像するが、ここで提供しているのは香川県の特産品でもある和三盆を使用した、上品な甘さの玉子焼きだ。

「甘い玉子焼きに慣れていない人も多い高松でこの味を出した時、最初はびっくりされることが多かったそうです。甘みはありますが、出汁もたっぷりと入っていて、関東風のものとも少し違うかもしれません」と話すのは店主の大東氏。

「『和三盆玉子焼き』に使う砂糖は、香川県『三谷製糖』の和三盆糖100%。そして香川県綾歌郡直送の新鮮な卵、鹿児島県枕崎の鰹節と利尻昆布で取った一番出汁、徳島県の『鳴門のうず塩 若炊き』と香川県の『かめびし にがり入りうすくち』醤油、油はオーストラリア産のなたね一番搾り、とすべての材料を明らかにしている。」

温度管理を徹底し、基本に忠実に取った出汁の風味豊かな味わいと和三盆糖の上品な甘さが、玉子の甘みを十分に引き立ててくれる。ごはんと合わせるのはもちろん、酒と合わせても旨い出汁巻きである。

和三盆玉子焼き

【材料(作りやすい分量)】 出汁…60ml
和三盆糖…15g
塩…1g
醤油…1g
卵…3個
油…適量

[出汁の材料]
昆布…10g
鰹節…15g
水…1L

【作り方】
 

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(写真=FUNQ/buonoより引用)

1 水に昆布を入れて、60度のお湯で1時間ほどおいておく。
 

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(写真=FUNQ/buonoより引用)

2 ①の昆布を取り出して85度に熱してから鰹節を入れて火を止め、鰹節が沈んだら濾す。
 

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(写真=FUNQ/buonoより引用)

3 ボウルに出汁、砂糖、塩、醤油を入れ、混ぜ合わせる。
 

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(写真=FUNQ/buonoより引用)

4 卵と③を合わせる。
 

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(写真=FUNQ/buonoより引用)

5 卵焼き鍋にサラダ油を入れ、中火でよく熱してから、卵液を1/3ほど流し入れる。
 

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(写真=FUNQ/buonoより引用)

6 ⑤をかき回して気泡をつぶす。全体的に火が通ったら巻き、奥に返す。
 

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(写真=FUNQ/buonoより引用)

7 さらに油を引き、1/3の卵液を流し入れ巻いては奥に返すを3度ほど度繰り返す。
 

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(写真=FUNQ/buonoより引用)

8 すべての卵液を焼き終えたら玉子を巻き簾で軽く巻き、形を整えて完成。