日本では2019年現在、大都市やリゾート地を中心にホテル建設ラッシュが続いています。その中には、東京五輪開幕や好調なインバウンドを背景に進出する、世界的に有名なブランドホテルも数多く含まれます。ここでは特に注目度の高いラグジュアリーホテルを紹介します。

1 ハイアット リージェンシー 横浜(神奈川県横浜市・2020年春開業予定)

世界的一流ブランドのハイアットが2020年春、横浜山下町に開業予定です。好立地のため、日本国内でオープンが続くハイアットホテルの中でも注目されているホテルの一つといえるでしょう。コンセプトは、異国情緒と日本の伝統美、そしてスタイリッシュの融合です。規模は地上22階・地下1階、315室という十分な客室数が予定されています。

ホテル内施設の充実度も大きな特徴の一つです。オールデイダイニングや、スペシャリティーレストラン、カフェ・バーラウンジのほか、フィットネスもカバーしています。最上階の横浜ベイブリッジを一望できるチャペルは素晴らしいロケーションとして人気を集めそうです。

2 ザ・リッツ・カールトン日光(栃木県日光市・2020年夏開業予定)

ザ・リッツ・カールトンは、圧倒的なブランド力を誇っています。きめ細やかなパーソナルサービスは、多くの王族や富豪から強い信頼を寄せられてきました。そんな世界最高のホテルが、歴史と豊かな自然を備えた日光に2020年夏開業予定です。開業予定地は、1894年の創業から約120年営業、2016年に惜しまれつつも幕をおろした「レーキサイドホテル(日光レークサイドホテル)」の跡地。

新たな高級ホテルの歴史がこの地に刻まれます。地上4階建てで客室数は94室、その全室が50平方メートル以上という広さで中禅寺湖や男体山を一望可能です。露天風呂付きの温泉大浴場やスパ、自然あふれる庭園と一体となったレストラン、バーラウンジを備え、ゲスト一人ひとりに満足のいくオーダーメイド空間を提供してくれることでしょう。

3 東京エディション銀座(東京都中央区・2021年春−夏開業予定)

世界的なホテリエであるイアン・シュレーガー氏とマリオット・インターナショナルとのコラボレーションによって誕生するホテルです。2020年には虎ノ門、2021年には銀座で開業する予定となっており、両ホテルのデザイナーには日本を代表する建築家、隈研吾氏が起用されています。マリオット・インターナショナルの中でも「エディション」ブランドは最高級に位置づけられます。

日本でも最高級の立地の銀座、最高級ブランドのエディションの組み合わせでこれまでにないハイグレード空間が生まれることが期待されます。規模的には、地上14階・地下1階建て、客室数約80室の予定です。

4 フォーシーズンズ・ホテル大手町(仮)(東京都千代田区・2020年春開業予定)

こちらもラグジュアリーホテルとしては、世界トップクラスとの評価のフォーシーズンズ・ホテル。出店する場所は大手町に予定されている複合用途ビルの一角です。都内でも有数の大規模プロジェクトといわれる注目度の高いビル内に開業します。(ビル全体の延床面積:約36万平方メートル)このビルの目的は「外国企業誘致・ビジネス交流のためのMICE機能強化拠点」です。

そのため、そこに立地するフォーシーズンズ・ホテルも訪日旅行客の利用が期待されます。規模は、このビルの最上階のロビーと34~38階で営業予定になっており客室数は約190室です。

5 「キンプトン®東京・新宿(東京都新宿区・2020年開業予定)

ホテル周辺の文化や環境を大切にする空間デザインを追求する「キンプトン®」。ブティックホテルというコンセプトを初めてアメリカに導入したといわれるパイオニア的存在です。2020年の開業を予定の「キンプトン®東京・新宿」は、キンプトン®ブランド日本初上陸ということもあり、国内外で注目されています。

客室数は162室で目玉となる施設としては、受賞歴を誇るダイニング、最大300 名を収容する 3 ヵ所の宴会場、多機能型チャペルなどがあります。さらに、日本にインスパイアされた趣向の異なる3つのレストランもオープン予定。まさに巨大繁華街・新宿にふさわしい、さまざまな魅力を内包したラグジュアリーホテルとなりそうです。

文・J PRIME編集部/提供元・J PRIME

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