「1password」の無料と有料の違い

「1password」の無料版と有料版の違いは? 無料版を使い続けるには?
(画像=『オトナライフ』より引用)

無料版「1password」と有料版「1password」の機能の違いについて解説する。「1password」の導入を検討中、有料版への移行を検討中の方はこれから紹介する無料版と有料版の違いをよく確認してほしい。

【違い①】保存できるパスワード数

無料版「1password」と有料版「1password」の機能の違いに、「1password」へ保存可能なパスワードの数がある。無料版の「1password」でのパスワード管理機能では、パスワードの保存件数に20件までという制限がある。対して、有料版「1password」であれば無制限にパスワードを保存することができる。

【違い②】パスワード共有

有料版「1password」のみに搭載されている機能に、複数ユーザーとのパスワード共有機能がある。パスワード共有機能を使えば、パスワードの共有ユーザーとして登録した他の「1password」ユーザーとパスワードの共有が可能だ。
パスワード共有機能を使えば、同じパスワードを利用している組織や家族内などの環境で管理者が一度「1password」へ保存したパスワードを全員に利用することができる。このパスワード共有機能は有料版限定機能なので、パスワード共有を行いたい方は有料版「1password」を利用しよう。
なお、パスワード共有を行っておけばパスワード変更後も変更内容も含めて共有されるので大規模な組織でもパスワードを管理しやすい。

【違い③】カテゴリー数

無料版「1password」と有料版「1password」では、保存したパスワードを管理できるカテゴリーの数に制限がある。
無料版「1password」では4つのカテゴリーしか利用することはできないが、有料版「1password」では8のカテゴリーからパスワードを管理することができる。
様々な種類のサービスや多くのパスワードを「1password」で管理したい方は、よりカテゴリー数が多い有料版「1password」を利用するとカテゴリーを細かく分けることができる。
なお、「ログイン」など一般的によく利用するカテゴリーであれば、無料版「1password」のカテゴリーにも含まれている。

【違い④】使える機能数

「1password」の無料版と有料版の大きな違いに機能制限だけではなく、有料機能で解禁される追加機能がある。有料版「1password」を購入することで、無料版では使うことができない多数の機能を利用することができるのだ。

【違い⑤】ファイル保存

有料版「1password」のみに搭載されている機能に、ファイルの保存機能がある。ファイルの保存機能では、「1password」のアプリ内にファイルを保存して保存したファイルを「1password」の強固なセキュリティで保護することができる。
「1password」では、クラウド上でのファイル保存ではなくローカルに保存したファイルも強固に保護できるので、強固なファイル保護もパスワード管理と合わせて行いたい方は有料版「1password」を利用するとよい。このファイル保護機能は無料版「1password」では利用できない。

【違い⑥】Apple Watch対応

有料版「1password」はApple Watchに対応している。「1password」は基本的に、PC・スマホで利用できるが、有料版「1password」はApple Watchに対応している。そのため、Apple Watchユーザーにとっては「1password」の有料機能は非常にメリットのあるものとなる。
なお、Apple Watch版「1password」では、PC・スマホから保存したパスワードを閲覧することができるので、パスワード入力時に手元にPCやスマホがなくてもApple Watchからパスワードを確認することができる。