米TIME誌は2019年版の「世界で最も素晴らしい場所」(World’s Greatest Places 2019)で世界の名所100ヵ所を選出しました。日本からは、デジタルアートが楽しめる美術館をはじめ、瀬戸内海に浮かぶクルーズ客船、無印良品を体感できる旅の宿、フライトシミュレーターを備えた客室があるホテルという個性的な4ヵ所が選ばれました。
ランキングは2019年で2回目。世界各地の博物館や公園、レストラン、ホテルなどを対象に、TIME誌の編集者や特派員、業界の専門家から意見を募りました。候補地を質や独創性、持続可能性、革新性、影響力といった要素を基に評価し、「訪問」「滞在」「飲食」の3つのカテゴリで計100ヵ所の「素晴らしい場所」を選出しました。評価にあたっては、費用や来訪者を魅了する力などのほかにも、旅行者の多くが経験したがっている普通とは違う何かに出会うという点も重要視したとのことです。
デジタルアートが楽しめる美術館
「訪問」のカテゴリで選出されたのが、アート集団「チームラボ」が展開している「森ビルデジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」。東京都江東区青梅のお台場・パレットタウンにある同ミュージアムはデジタルアートと作品群の組み合わせが来訪者を新しい世界に導きます。
そこは境界のないアート群による「地図のないミュージアム」。作品自体が部屋を飛び出して移動し、他の作品とコミュニケーションし、影響を受け合い、時には混ざり合う――そんな作品群によって、境界なくつながっていく1つの世界が楽しめます。
瀬戸内海に浮かぶクルーズ客船
「滞在」のカテゴリで選出されたのは「guntu(ガンツウ)」。公式サイトによれば、ガンツウは「19の客室を持つ、瀬戸内海に浮かぶちいさな宿」とのこと。船を宿泊施設として利用しているため、乗り降りは広島県尾道市にあるベラビスタマリーナで行います。出発日や滞在期間にもよりますが、乗船後も船内で過ごすだけでなく、立ち寄った島を散策するといったアクティビティーも楽しめます。
木のやさしいぬくもりに包まれた客室から季節や時間よって移ろいをみせる海の色や瀬戸内海の美しい風景が楽しめることでしょう。客室は、船首の前方を独占できる「ザ・ガンツウスイート」など4種類を用意。食事については「お好きなものを、お好きなだけ」がコンセプトとのこと。地元の旬の食材を使った料理が味わえます。船内にはスパエリアもあり、エステや整体などのサービスも充実しています。
無印良品を体感できる旅の宿
2019年4月に東京・銀座に開業した「MUJI HOTEL GINZA」も「滞在」のカテゴリで選出されました。公式サイトによれば、「銀座のまちから帰り着いてほっとできる空間を目指しながら、客室は使い勝手と心地よい眠りを追求」したそうです。室内の備品には多くの無印良品が採用されており、宿泊中に気に入ったものについては、併設されている店舗で購入することもできます。
内装は、木や石、土などのほかにも、東京を走る路面電車の敷石や船の廃材なども再利用したそうです。ホテル内には日本食レストランの「WA」や、楠のバーカウンターとテーブル席が並ぶ「Salon」のほか、「銀座をめぐる」や「都市をずんずん歩く」といった10の切り口から日本を案内する和書や洋書、中文書をそろえた「Library」もあります。
フライトシミュレーターを備えた客室があるホテル
やはり「滞在」のカテゴリで選ばれたのが「羽田エクセルホテル東急」です。羽田空港第2ターミナルビルの出発ロビーと直結しており、アクセスは抜群です。このホテルには2019年7月、ボーイング737-800型を模したフライトシミュレーターを備えた「スーペリアコックピットルーム」が登場しました。飛行機の操縦体験ができる「フライトシミュレーター体験プラン」と、客室から羽田空港の空の風景を楽しむことができる宿泊プラン「フライトシミュレーター雰囲気プラン」が用意されています。
いずれも個性あふれる「素晴らしい場所」の数々ですね。日常では出会えない体験をしに訪問してみるのはいかがでしょうか。
文・J PRIME編集部/提供元・J PRIME
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