それでもまだKyashに利用価値はあるのか?

筆者がKyashを利用し始めた頃は、バーチャルカードでもポイント還元率は1%もあったので、リクルートカードでチャージすれば、最大2.2%もの高還元を実現できた。そこで、とりあえず5万円ほどチャージして普段の買い物で利用していたが、その後、ポイント還元率は0.5%に下げられ、ついには0.2%にまで落ちてしまった。しかも、Kyashバリューのポイント還元の上限は100ptにまで縮小されているのだ。現状のKyashでは、500円で1ptが付与されることになっているため、コンビニで500円未満の弁当を買ってもポイントはもらえないのである。トホホ……。ちなみに、銀行口座からKyashに入金した残高は、Kyash Cardで1%、Kyash Card Lite&バーチャルカードは0.5%のポイント還元になるが、これではKyash最大の魅力であるクレカのポイント2重取りができないので、まったく意味がない。
さらに今回のルール変更で致命的なのが、“クレカから金額を指定してチャージすることができなくなった”こと。とはいえ、決済時に残高が足りないときは、登録しているクレカで差額決済が実行される「カードリンク機能」は使えるので、クレカによるポイントの2重取りは不可能ではないが、これはかなり厳しいルール変更であろう。

【Kyash】ポイント還元率が1%→0.2%に改悪! それでもまだ利用価値はある?
(画像=「Kyash Card」では1%、「Kyash Card Lite」は0.5%ポイント還元とあるが、これは銀行口座やコンビニATMを使ってチャージした残高を使用した場合(Kyashマネー)。クレカやKyashポイントによるチャージ残高(Kyashバリュー)のポイント還元率は0.2%しかないのだ、『オトナライフ』より引用)

0.2%還元でも他に代わるサービスはKyashしかない?

いかがだろうか? Kyashのポイント還元率0.2%はかなりショボいものに見える。だが、クレカとKyashを紐づけて「カードリンク機能」を使えば+0.2%が上乗せされると考えれば、決して損しているわけではない。というのも、クレカの種類を問わず紐づけるだけでポイントがプラスされるお手軽なサービスは、今のところKyash以外に見当たらないのだ。今回のKyashのルール改悪はかなり厳しいものだが、これまでKyashを利用してきたユーザーなら、そのままリクルートカードなどと組み合わせ、「カードリンク機能」を使って+0.2%還元を得ることができる。あとは、できるだけポイント還元率のよいクレカを用意するだけなのだ。

文・藤原博文(フリーライター)/提供元・オトナライフ

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