Bluetooth接続すると色々な機器がスマホで使える!
スマホには近距離無線通信機能も搭載されている。これには「Bluetooth(ブルートゥース)」や「NFC」がある。NFCについては後述するので、まずはBluetoothから説明しょう。
Bluetoothは、Wi-Fiなどのようにインターネットに接続してWebサイトを見るためのものではなく、主にスピーカー、ヘッドフォン、スマートウォッチ、キーボードといったワイヤレス(無線)機器をスマホにつなぐために利用されている規格だ。対応する機器同士であれば、最初にペアリング(相互認証)しておくことで、ケーブルを接続しなくても音楽を再生したり、スマホ同士でデータをやり取りできるのである。ちなみに、Bluetoothの電波が届く範囲は最大10m程度なので、あまり離れてしまうと接続できない。また、国際標準規格なので異なるメーカーや機器同士でも接続できる。Bluetoothスピーカーのペアリング方法については→こちらで詳しく解説しているので参考にしてほしい。
ほかにも、Bluetooth対応のキーボードやマウスを接続して、スマホ(タブレット)をパソコンのように使うようなことも可能となっている。
スマホをおサイフのように使えるNFCって何?
もうひとつの近距離無線通信に「NFC(エヌエフシー)」がある。これはスマホに内蔵したSuicaで駅の改札を通ったり、コンビニや自動販売機の読み取り機にタッチすることで決済できる優れもの。データ電波が届く範囲はBluetoothなどよりかなり短く、最大でも数十cm程度しかないのが特徴だ。
NFCの規格はいくつかあるが、日本ではソニーが開発した「FeliCa(フェリカ)」という非接触型ICチップが主流となっている。Felicaを利用したサービスにはドコモの「おサイフケータイ」があるが、SuicaやPASMO、楽天Edy、nanaco、WAON、QUICPay、iDなどが利用できるようになっている。ほかにも、モトローラが開発した「TypeB」は、マイナンバーカードや運転免許証、パスポートなどで利用されている。
また、iPhoneでは2016年発売のiPhone 7/7 Plus/Apple Watch Series 2 にFeliCaチップが搭載されており、Apple Payが利用できるようになった。また、日本向けのAndroid端末では「おサイフケータイ」機能を搭載しており、2016年からAndroid Pay(現Google Pay)が利用できるようになっている。
ただし、NFC=おサイフケータイ(FeliCa)ではないので、海外製スマホでNFC対応とあっても、FeLiCa対応ではない場合も多いので注意しよう。
いかがだろうか? 現在販売中のスマホであれば、最新のWi-FiやBluetooth規格に対応している機種がほとんどなので安心してほしい。だが、NFCに関しては安価なモデルは対応していない場合が多いし、NFC対応=FeliCaではないので、Amazonやスマホ専門店などで海外メーカーのスマホを買うときは要注意! どうしてもおサイフケータイ機能を利用したいときは、日本の大手キャリア製のスマホでFeliCaに対応するものを選んでおけば間違いないだろう。
文・すずきあきら(編集・ライター)/提供元・オトナライフ
【関連記事】
・ドコモの「ahamo」がユーザー総取り! プラン乗り換え意向調査で見えた驚愕の真実
・【Amazon】注文した商品が届かないときの対処法を解説!
・COSTCO(コストコ)の会員はどれが一番お得? 種類によっては損する可能性も
・コンビニで自動車税のキャッシュレス払い(クレカ・QRコード決済)はどの方法が一番お得?
・PayPay(ペイペイ)に微妙に余っている残高を使い切るにはどうすればいいの!?