若年層ほど実は…。意外な志向が浮き彫りに

定額動画配信利用率1位の「Amazonプライムビデオ」が2位以下に3倍以上の差をつけた決め手とは
(画像=Image:pixinoo / Shutterstock.com、シェア争いはAmazonプライム・ビデオの独壇場、『オトナライフ』より引用)

内訳を見てみると、「利用したことがある定額動画配信サービスを教えてください」という質問に対して、1位が「Amazonプライム・ビデオ(71.0%)」、2位が「Netflix(23.1%)」、3位に「Hulu(14.3%)」となっている。実に3倍以上のスコアをつけて、Amazonプライム・ビデオが圧勝。年代別にデータを詳しく見ても、18~29歳の若年層から、60代以上の高齢層まで全ての年代で首位を獲得している。まさに定額動画配信サービス業界はAmazonプライム・ビデオの一強といえるだろう。
Amazonプライム・ビデオの弱点を強いて挙げるならば、18~29歳の若年層の利用率が、他の年代と比べて突出していないところか。NetflixやHuluからすれば、若年層ブロックでならば、まだまだ逆転の可能性が見える。Amazonプライム・ビデオとすれば、今後は若年層へのアピールが勝負の分かれ目になりそうだ。
では、若年層はなにを求めているのだろうか。そのヒントは「定額動画配信サービス加入の決め手」の設問にありそうだ。他の全ての年代が加入の決め手の一番手に「料金」を挙げているなか、唯一若年層は料金よりも「動画以外のコンテンツが充実している」、「作品数」が勝っている。つまり若い層の方が「金額」よりも「サービスの充実」を求めていることが分かった。Amazonプライム・ビデオの今後の戦略の答えはここにありそうだ。

一般的に若い層ほど、金銭に余裕がなく「安価なサービス」を求め、逆に金銭に余裕が出てきた層ほど、ブランドや品質など、より「上質なもの」を求めているというイメージがないだろうか。しかし動画というコンテンツに限って言えば、サービスをアクティブに活用する若年層ほど、よりコンテンツ力を求めているという意外な結果に。Amazonプライム・ビデオとしては、安易な値下げなどに走らず、よりコンテンツ充実に注力することで、今の立場をさらに盤石のものとすることができるかもしれない。

参照元:利用者の7割以上が『Amazonプライム・ビデオ』契約経験あり 定額動画配信サービスに関する調査【Appliv TOPICS】

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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