これまでのSNSとは異なる特徴をもつ新しさから、何かと話題になっている音声SNS「Clubhouse」。日本でも今年に入って爆発的な流行を見せている。しかしいまだリリースはiOS版のみとなっており、Androidユーザーにとっては歯がゆい事態が続いている。そんなAndroidユーザーを狙った“偽”Clubhouseが登場し、注意が呼びかけられているようだ。同アプリによる誤情報も多く、Android版のリリースを前にこのまま落ち込んでしまうのだろうか。

時世に合った、聴き流すSNS「Clubhouse」

Clubhouse(クラブハウス)に危険な偽アプリ出現! Android版リリース前にブーム終焉?
(画像=Image:Elizaveta Galitckaia / Shutterstock.com、Clubhouseのダウンロード数は全世界で1,100万(SensorTower発表)と推測されており、日本はアメリカに次ぐダウンロード数だという、『オトナライフ』より引用)

Clubhouseは2020年3月にアメリカのAlpha Exploration社がリリースしたサービス。登録は完全招待制となっており、誰でも簡単に始められるわけではない。しかしこれによって、自分だけが取り残されているような感覚に陥り、招待を訴えることで日本でも一気に認知が広がったようだ。
また、TwitterやInstagram、FacebookなどこれまでのSNSのように文章や画像での会話を目で見るのではなく、耳で会話を聴くというのが大きな特徴だ。コロナ禍での“おうち時間”も相まって、SNS疲れに拍車がかかっていた若者たちにとっては、聴き流しのできるラジオ感覚のClubhouseがかなり新鮮に感じられたのかもしれない。

芸能界でも登録者が多く、大物芸能人同士のレアな会話を、それも生配信で聞くことができるのは魅力の1つ。現状ではWeb会議アプリなどで生じがちな時差も少なく、直接の会話に近いテンポを保ったまま会話を交わすことができるのも好評だ。また、基本的に会話内容の録音やメモも禁止されているため、配信後も内容の流出や拡散を気にせず楽しむことができる。