取り返しのつかないトラブルになる場合も

カーシェアでトラブル続出! 手軽さの裏に見えた取り返しのつかない事態とは
マイカー所持率の減少だけでなく、2021年の新成人の運転免許保有率は51.3%(ソニー損害保険調べ)と昨年から5.1%も減少。車への関心自体が減少傾向にある(画像=『オトナライフ』より引用)

 しかしメリットがあればデメリットも生まれるのが世の中。近頃、このカーシェアを巡ってトラブルが発生しており、国民生活センターにも多くの相談が寄せられている。
 無人で非接触型であることが裏目に出て、利用後の手続きミスによる延長料金の発生やライトの消し忘れでバッテリーが上がってしまったことにより交換費の請求をされているケースがあるという。
 無人でのサービスのため、プロや業者による利用後の確認がないことがこういった事態につながっているのだろうが、運転の機会が減少していることや車の扱い自体が不慣れな利用者によるミスも原因の一つではないだろうか。

 しかし、業者を通して解決できるものならまだしも、面倒な事態になることも考えられる。カーシェアサービスの中には、「Anyca」や「ridenow」などといったマイカーを貸したい人と借りたい人をマッチングしてくれる個人間で行うカーシェアも普及している。中にはレクサスやメルセデスベンツ、ポルシェなど高級車や通常のカーシェアでは取り扱いの珍しい外車もシェアができるという。リスクも承知の上だろうが、万一何か問題があった場合には借りる側だけでなく貸す側とのトラブルが発生する可能性もありそうだ。
 さらに、トラブル発生時はサービス提供会社ではなく、直接ドライバー(借りる側)とオーナー(貸す側)で直接連絡を取り合うため、スムーズな解決に至るかも心配である。

 マイカーを持たない人々にとっては、レンタカーよりもさらに手軽で便利なサービスだが、運転中だけでなく返却後まで気を緩めることなく充分に注意が必要だ。

参照元:カーシェアでトラブルが増加 高額の請求も【日テレNEWS 24】
(文=オトナライフ編集部)

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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