イギリスのブライトン大学(UoB)で行われた研究により、自分がどれだけ変態かを確かめるテストが開発されました。
研究者たちはこのテストを開発することで変態を二元論(変態かそうでないか)として考えるのではなく連続体としてとらえられるようになると述べています。
記事内部にはテストの受け方を紹介しているので、よかったら試してみてください。
研究内容の詳細は2024年8月8日に『The Journal of Sex Research』にて公開されました。
目次
- 変態テストで自分の変態性を評価する
変態テストで自分の変態性を評価する
変態。
私たちはこの言葉に実に多様な意味を与え、様々な場面で耳にします
ベッドの中で恋人の体にイタズラしたときに囁かれる「変態」、自分が理解しえない性癖を表現するときの「変態」、単純に相手を罵倒するときの「変態」、性犯罪者の代名詞として使われる「変態」、海外でアダルト動画のジャンルとして確立された「HENTAI」、そして時には特定の分野を極めてしまった人たちを尊敬と嫌悪を込めて呼ぶ「変態」。
このように変態という言葉は極めて曖昧であり、誰もその正確な意味や定義を知りません。
性科学の分野において、変態はしばしば「KINK」という用語が割り当てられ、性的倒錯の一種であるとされています。
しかし性的倒錯自体も極めて幅広く、その中には「快楽殺人」や「小動物虐待」のような犯罪行為や異常行動も含まれており、それらも性科学に含めるべきかどうかは議論があるところです。

そのため性科学においても変態あるいはKINKと呼ばれるものが、いったい何であり、自分がそれに当てはまるかどうかを客観的に判別するのは困難でした。