
エッデーガー・タックス入り口
夕刻には祇園へ移動し、大丸京都店8階の「丸福珈琲店ザ・パーラー」で一息。昭和の喫茶店を思わせる鮮やかなメロンソーダは、旅の合間にふさわしい懐かしの一杯でした。

大丸京都八階、丸福珈琲店のメロンソーダ。
琵琶湖畔で迎える優雅な朝

琵琶湖ホテル、客室からの早朝の眺め。

窓側席での朝食は最高。
友人を四条烏丸で見送りした後に向かったのは、今回の宿泊先、全室レイクビューの「琵琶湖ホテル」。

トリュフと鮒ずし入りの絶品たまごサンド。トリュフの香りと発酵の旨味が素晴らしい。
朝、湖面をきらめかせる光を眺めながらの朝食は格別です。中でも驚いたのは「トリュフ卵サンド」。鮒ずしのご飯を隠し味に使っていると聞き、滋賀ならではの発酵文化を感じました。思わぬ食との出会いに、朝から心が満たされます。

ホテル売店で購入できる和紅茶は、リピートしているくらい美味しいです。
最近リノベーションした大浴場も魅力。ホテル売店では、滋賀県のお茶、特撰和紅茶「朝宮」(中川誠盛堂茶舗)が、おすすめ。
京都の夜を彩る夏の味わい
旅の締めくくりは、「祇園いわさ起」でのディナー。

祇園いわさ起の、この日のディナーコース(一部)。
北海道産の毛蟹に始まり、鮎、鱧、鰻の土鍋ご飯、デザートの果物に至るまで、最高の食材を使った卓越した技術による料理。季節ごとに変わるので、毎月訪問したいくらい、お気に入りのお店。予約必須です。
月替わりで移ろう季節を映す京料理は、夏の名残を慈しむような繊細さ。秋になれば、また新しい物語が紡がれることでしょう。予約必須の人気店なので、余裕を持って予約して訪れてください。

京都駅に到着。夜空に映える京都タワー。
帰り道、祇園からは、「ぎおんよるバス」という便利な急行バスに揺られて京都駅へ。駅では、すぐきの漬物やちりめん山椒、生八つ橋といった定番のお土産を購入しました。賑わう観光地の喧騒をすり抜けながらも、静かな情緒と美味しい記憶を抱いた、京都の夏でした。