証拠はカードが全部語っていた

(画像=『FUNDO』より引用)

疑いが確信に変わるまで、そう時間はかかりませんでした。

Nさんはカード会社の明細画面を保存し、自宅のPCに残る履歴や夫のメール通知を丁寧に確認。

すると、夫のGmailに届いていた1通の消し忘れているメールを確認。

《〇〇ちゃんとの温泉旅行、楽しみだね》という件名が。

添付された画像には、露天風呂付きの旅館と、「記念日ケーキ付きプラン」の案内が…。

「これ、全部あなた?」と問い詰めた夜

(画像=『FUNDO』より引用)

数日後、全ての証拠を揃えたNさんは、静かに夫に尋ねました。

「今月のカード、限度額いっぱいまで使ってたみたいだけど…これ、全部あなた?」

夫は「会社の付き合いだよ」と言い訳しようとしましたが、

Nさんが明細を差し出すと、何も言い返せなくなったそうです。

本人も上限枠までお金を使っていたことは気づいていなかったよう…。

信頼の再構築を選んだ彼女

しかし、主人が貯めていた貯金残高を目の当たりにし、冷静にもなりました。

離婚は選ばなかったNさんですが、明確な生活の切り分けを決断しました。

・夫名義のカードをすべて停止 ・生活費口座を分離 ・クレカ履歴の共有化と使用ルールの明文化 ・家計管理をNさんに一任

「お金の使い方って、誰といたいかがそのまま出るんですよね~」

そう語るNさんの言葉には、冷静ながらも強い決意がありました。

まとめ:限度額が教えてくれた、本当の限界

★カードの明細には、隠せない本音の行動が映る ★小さな違和感を見過ごさないことが、心の安全につながる ★言い訳よりも、証拠をもとに信頼のルールを立て直すことが大切

「限度額オーバー」 それは、信用の限界を知らせるアラートでもあったのかもしれません。