情報発信を続けていると、必ず批判や理不尽なコメントに直面する。100の好意的なコメントにたった1つのアンチコメントが来ると、その一つに強く反応して傷ついていた。

だが今は変わった。「全員に好かれることなど不可能」「大事な人に嫌われることは大問題だが、合わない相手からはむしろ嫌われた方がいい」と考えてから、驚くほど気持ちが楽になった。

もちろん、自己中でわがままに振る舞う、と言っているわけではない。できるだけ相手への甘えの態度を出さず、ビジネスライクに誠実に振る舞うが、それで嫌ってくる相手はもう仕方がないという感覚だ。

安定志向を諦めてよかった

安定した企業、終身雇用、定年までのキャリア。かつては「それが人生の正解」と思い込んでいた。フリーターをやっていた頃の人生目標は「大企業の正社員になること」だった。

だが実際にそれを実現した途端、積極的な自己投資、自己成長は従来ほど考えなくなった。強烈に目指したいものがなくなり、仕事でも思うように結果が出せず、急に人生がつまらなくなっていくのを感じた。

だがそれが普通だ。安定した収入、勤務先があるから安定した家庭を築けるだろう。しかし、自分は安定を捨てて独立を選んだ。その結果、毎月定額が給与として振り込まれる生活ではなくなったが。すべてを自分で選び、自分で責任を取る自由を得た。

安定を諦めたことで、逆にボトムの収入額が底上げされて人生は安定。さらに仕事は複数やっても勤務先から怒られるようなこともない。常に自己研鑽を意識し、複数の収入源を確保して毎日精力的に働き続けることで真の安定性を得たと思っている。

他人に期待するのを諦めてよかった

人間関係やビジネスでよくあるのが「相手がこうしてくれるはず」という期待である。自分もかつては、他人に過度な期待を抱き、その裏切りに勝手に傷ついたり怒っていた。

だが気付いた。他人とは分かり会えないし、相手を自分の都合よくコントロールなどできないことに。