※本記事はFUNDO編集部へ寄せられた体験談を元に作成しています。
実際の個人情報の特定を避けるため、一部フィクションおよび編集を加えております。
本記事では、「子どもの運動会を撮影した動画に、思いがけない“女の声”が混ざっていた」という、ある女性の体験をご紹介します。 投稿者は、関西在住の30代パート主婦・Mさん。
夫婦で協力して子育てをしていたはずのMさんが、スマホの動画越しに知った “ 知らない誰かの存在 ” とは――?
子どもの動画に混じった“ママじゃない声”

運動会当日は、夫がビデオ係を担当。
「あなたが撮ってくれるなら安心」とカメラを託し、Mさんは応援席から子どもの姿を見守っていました。
翌日、夫が撮った動画をスマホで確認していたMさんは、ふと違和感に気づきます。
「え…今の声、誰?」
子どもがゴールに向かって全力で走るシーン。 その直後、カメラのすぐ近くから、女性の声で「〇〇くん、がんばって〜!」という歓声が入っていました。
それ、私じゃない——夫の隣にいたのは誰?
「運動会で声をかける保護者なんてたくさんいる」と最初は思いました。
でも、声のトーンや近さ、子どもを追うカメラがわずかに揺れたタイミングで、 “ 女性の袖 ” らしきものが一瞬映った気がして…私は一時停止して何度も確認しました
その声の直後には、夫の笑い声と「ナイス!」という返しが小さく入っていたのです。
「知らない女の人の声に、夫が返事してる?」
胸の奥に、小さな冷たいざわめきが広がりました。
“運動会のすき間時間”にあった予定外の行動

動画のほかにも、当日の夫の行動がどこか不自然だったことをMさんは思い出しました。
■ 撮影以外の時間は「水買ってくる」と一人で離席 ■ 子どもの出番以外、姿が見えない時間帯が多かったのに「ちゃんと撮れてた」と満足げだった ■ 夫は常にキョロキョロしていていた
それだけならまだしも、運動会後にスマホの位置情報を確認すると、お昼休憩中にグラウンドを離れた形跡まで出てきたのです。
この運動会であの謎の女性と夫の距離の近さに疑問を抱きました。