9月に入っても猛烈な暑さが続いており、長時間エアコンを使用する人も多い。

気になるのが電気代だが、アンケート調査では、約3割の人が、「ある簡単な操作」で節電を実践していることがわかった。

■9月も厳しい残暑に

今後もしばらく厳しい暑さが続く見込みで、気象庁では「高温に関する早期天候情報」を発表。東北から九州北部にかけて、熱中症の危険性が高い状態が続くため、警戒が呼びかけられている。

まだしばらくはエアコンが手放せそうないが、長時間の使用で、どうしても気になるのが電気代だ。

筆者も日中は自宅にいることが多いため、少しでも電気代を浮かせたいところだが…。

■見落としがちな操作

業務用エアコンのプロ・えん専務によると、節電に関して、つい見落としがちなのがエアコンの「送風」だという。

えん専務は「断言しますが、エアコンの『送風モード』を使わない人はお説教です。電気代が爆上がりして後悔すること間違いナシ」とし、「冷房する前に必ず窓をあけて、部屋にこもった熱気を逃がすこと。効率よく冷やすことが節約のポイントです」と説明。

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さらに、送風を「やらないとマズい理由」として「カビの発生を抑えられる。エアコンをオフにする前に送風30分運転でエアコン内部を乾かしましょう」と呼びかけている

■「使ったことがある」という人は…

普段、「送風」をあまり意識しない人も多いようで、Xでも「送風モード使ったことなかった」「完全にノーマーク」「つけたことなかった」といった声がみられる。

そこで、Sirabee編集部がエアコンの操作について、部屋にエアコンがある全国の10~60代の男女691名を対象にアンケート調査を実施したところ、「エアコンを消す前に『送風運転』を使ったことがある」と答えた人の割合は25.5%と、全体の3割近い人が実践していたことが明らかになった。

エアコン消す前に送風運転を使ったことがある人の割合
(画像=『Sirabee』より引用)

なお男女別にみると、男性が25.00%、女性が26.01%と、女性のほうがやや高い傾向に。とくに、40代の女性では32.98%と3割を超え、節電への関心の高さがうかがえる。