■ゴミ問題に対する渋谷区の取り組み
「きれいなまち渋谷をみんなでつくる条例」において、「喫煙をしようとする場合は、その場所に配慮するとともに、受動喫煙を生じさせないようにすること」(第4条第2項)、「何人も、公共の場所等にみだりに吸い殻、空き缶等を捨ててはならない」(第11条第1項)、 「何人も、公共の場所(屋外に限る。)においては、喫煙をしてはならない」(同条第2項)といった内容を規定している渋谷区。

ポイ捨て問題にも真摯に取り組んでおり、環境整備課の担当者は「渋谷区では、巡回員(分煙対策指導員及び喫煙ルール啓発員)が区内全域を巡回し、ポイ捨て者に対する指導および、ポイ捨てごみの回収を行なっています。 また、ボランティアで清掃活動を行う個人または団体を支援するため、清掃用具の貸し出しなどを行なっています」と、説明している。
今回話題となった写真を見て、「渋谷区の怠慢」と感じた人もいるかもしれないが、実際は喫煙者個々人の「モラル」に依る部分が大きい。路上喫煙、および吸い殻のポイ捨ては、厳に慎んでほしい。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ハロウィン翌日の渋谷ゴミ問題に関する取材を多数手がける。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)