音声コマンドに残された“決定的なセリフ”

Voice-Commands
(画像=『FUNDO』より引用)

スマートスピーカーって、音声コマンドの履歴が残るんですよね。

Yさんが何気なくチェックしてみると、こんな記録が。

「アレクサ、『ふたりの時間』かけて」 「アレクサ、ラブソングをリピートして」 「アレクサ、照明を落として」

そして最後に――

「アレクサ、奥さんにも聞かせてあげて♡」

明らかに女の声。それも、わざと残したような挑発的な言い方。 ここにいたよって、証拠を自分で刻み込んでいったんです。

彼女はその瞬間、言葉も出なかったそうです。

怒りよりも、冷たい違和感だけが、静かに込み上げてきた…と。

「このプレイリスト、誰と聴いたの?」

数日後、Yさんは言葉も表情もなく、スマホ画面の履歴と音声記録をプリントアウトし、夫の前に置きました。

「この曲、私の趣味じゃないの。誰と聴いてたの?」

夫は何も言えずにうつむき、「職場の後輩が…たまたま…」とだけ答えました。

だが、もう言い訳は通用しませんでした。

音声コマンド、共有アカウント、録画映像。

すべてが夫の裏切りとその女の存在を証明していたのです。

選んだのは“記録で制裁する”方法

Record-Sanctions
(画像=『FUNDO』より引用)

Yさんは感情を爆発させることなく、すぐに弁護士へ相談。

証拠として以下を提出しました。

■ スマートスピーカーの再生履歴・音声履歴 ■ ラブソングプレイリストの共有記録 ■ カメラ映像と音声ファイル

さらに、浮気相手の身元も特定。

内容証明を送り、誓約書を交わし、現在は慰謝料請求手続き中だといいます。