※本記事はFUNDO編集部へ寄せられた体験談を元に作成しています。

実際の個人情報の特定を避けるため、一部フィクションおよび編集を加えております。

スマートスピーカーの履歴が暴いた、二人の夜

本記事では、「音声で操作するスマートスピーカーの “ 再生履歴 ” から、夫の裏の顔が明らかになった」という40代女性・Yさん(関東在住)の体験をご紹介します。

リビングに置かれた、小さな円柱型のスピーカー。

それはただ、音楽を流すだけのもの――だったはずでした。

あの日、リビングに響いていた“知らないプレイリスト”

Two-people-time
(画像=『FUNDO』より引用)

「夫は在宅勤務の日も多くて、私が仕事から帰ると音楽をかけながら過ごしていることがよくありました」

そう語るYさん。 ある日、ふとスマートスピーカーのアプリを開いて再生履歴を確認すると、普段は聴かないようなラブソングばかりが深夜に再生されていたのです。

しかも、表示されたプレイリストのタイトルは「ふたりの時間」。

「クラシックやインストしか聴かない夫が?しかも0時台に?」

嫌な予感が胸をよぎりました。

リビングで誰と、何を聴いていたの?

プレイリストに並んでいたのは、「ずっと二人で」「抱きしめていたい」など、あからさまに恋人向けのラブソングばかり。 再生履歴をさかのぼったYさんは、その日の在宅カメラの映像まで確認します。

すると、そこには夫と見知らぬ女性が肩を寄せてソファに座る姿が。

テーブルにはワイングラスが2つ、開けられた赤ワインのボトル。

そして、リビングに響く甘いメロディ。

「この空間、私じゃない誰かのために作られてる」

Yさんの中で、何かが完全に崩れました。