“共有ミス”から知った、夫の裏の顔
混乱しながらも、冷静に予定詳細の『主催者』と『最終更新』を確認したRさん。 すると、カレンダーの作成者(主催者)は「夫本人」、しかも前夜に登録されたばかりでした。
「共有してない自分のカレンダーに登録したつもりで、共有のカレンダーに保存しちゃったんだ…」
そう気づいた瞬間、背筋がスッと冷えました。
夫は普段からきちんとした性格で、予定入力もマメ。 だからこそ、この予定だけ異質すぎて、嘘が透けて見えたのです。
スマホのメモアプリに残されていた“旅程”
不審に思ったRさんは、その夜こっそり夫のスマホをチェック。
すると、メモアプリに「◯◯ホテル/サプライズバースデー準備」などの書き込みが。
「まさか…浮気相手の誕生日?」
さらには、そのホテルは、予約サイトでもカップル向けプランの掲載が目立つホテルでした。
「予定の見落とし」が引き起こした夫婦の崩壊

後日、Rさんは冷静に夫へ問い詰めました。
「このカレンダー、非公開じゃなかったよ」
夫は顔面蒼白に。 言い逃れを試みたものの、すでに証拠はそろっていました。
「仕事が忙しいから予定を共有しよう」と言い出したのは、他でもない夫自身だったのに——。
今後のルールと決意
Rさんは離婚までは選ばなかったものの、夫婦の “ 再構築 ” には明確なルールを設けました。
対応のポイント 内容 ■ 予定の透明化 カレンダーは編集・閲覧ともに完全共有に固定 ■ 金銭管理の見直し 出張費や外出時の立て替え精算を月ごとにチェック ■ 夫婦間の報告義務 宿泊や遠出を伴う行動には事前報告+写真提出
「カレンダーは便利だけど、心まで隠すためのものじゃない。 スケジュールの共有って、 “ 信頼のログ ” なんだと気づきました」
まとめ:予定の影に、本当の顔が映ることも
★ 便利なツールほど、使い方で信頼を失うことも ★ “ 非公開 ” のはずが、意外と “ 見えている ” 場合もある ★ 見落としがちな予定が、関係の綻びを教えてくれることも
誰よりも近くにいたはずの夫が、誰よりも遠い場所にいた。 スマホの予定表が示したのは、未来ではなく、見たくなかった裏の過去だったのかもしれません。
あなたのカレンダー、安心できるものですか?