乗り物に見える「神々の玉座」の正体
同様の「誤解」は、他の文明でも見られる。
** ◆オルメカ文明(メキシコ): ** 「ラ・ベンタの記念碑19」に描かれた人物は、狭いコックピットに座っているように見える。しかし考古学的には、これは支配者が権威の象徴である「羽を持つ蛇」と交信している場面だと解釈されている。

(画像=© José Luiz Bernardes Ribeiro /CC BY-SA 4.0, viaWikimedia Commons)
** ◆エジプト文明: ** ナイル川の神ハピが、蛇のような枠の中に座る姿が描かれている。古代宇宙飛行士説では、彼が握るものは操縦桿だとされるが、実際にはナイルの豊穣を象徴する蓮やパピルスの茎である。

(画像=画像は「Anomalien.Com」より)
** マオリ族(ニュージーランド): ** 英雄プランガフアが「銀色の乗り物に乗った」という話がネットで広まったことがある。しかし、元の伝承では、彼は鳥や神の使いの助けを借りて旅をしたとされており、これはポリネシアの航海における典型的な象徴表現だ。

(画像=画像は「AnomalienCom」より)