「時速947kmの衝撃」研究者が捉えた“謎の発光体”、その正体はプラズマかUFOか? チリ・パタゴニアで前代未聞の記録の画像1
(画像=画像は「YouTube」より)

 チリ南部のパタゴニア地方で、大学の研究チームが設置した自動撮影カメラが、科学者たちを「説明不能」と唸らせる不可解な謎の発光体を捉え、世界に衝撃を与えている。単なる奇妙な光ではない。その後の専門家による分析で、この物体が時速約947kmという驚異的な速度で飛行していたことが判明したのだ。

パタゴニアの奥地、真夜中に起きた「2秒間の奇跡」

 この前代未聞の出来事が記録されたのは、2024年1月21日の深夜0時22分。マゼラン大学(UMAG)の環境学研究グループ(GEA)が、プンタ・アレーナスの北54kmの人里離れた地域に設置した自動撮影カメラ(トレイルカメラ)が、異常を検知した。

 このカメラは、センサーが作動すると同時に3枚の写真を撮影するよう設定されている。そのわずか2秒というごく短い時間の中で、カメラは強烈な光を放つ物体が、明らかに下降しながら高速で移動する姿を3枚の写真に収めていた。

 研究チームの一員である生物学者アレハンドロ・クッシュ・シュワルツェンベルク氏は、テレビの取材に対し、その異常さを次のように語っている。

「カメラは公道からかなり離れた谷の端にありました。我々には説明のつかない光が現れたのです。カメラはセンサーが作動すると数秒のうちに3枚の写真を撮りますが、その短い時間の間に、最初は遠くに見えた光が、下降するようにカメラの正面に近づき、眩い光でカメラを幻惑させたのです」

 研究チームは、この光が動物や車両、その他この地域で通常見られるいかなる現象とも一致しないと結論付け、さらなる詳細な分析のために外部の専門機関に調査を依頼した。