この手紙は、ハルクフフの墓から見つかり、世界最初の旅行記とも呼ばれています。

さらに、ペピ2世は大のハエ嫌いとして有名でした。

そこで彼は、男女問わず奴隷に大量の蜂蜜を塗りたくって、自分の部屋に立たせ、ハエ取りにしてしまったのです。

そのため、彼の近くには常に、蜂蜜まみれの裸の奴隷が立っていたといいます。

何人くらいの奴隷がどれくらいの時間、蜂蜜まみれで立っていなければならなかったのかは分かりませんが、彼らの忍苦には同情せざるを得ません。

しかし、ペピ2世がハエを嫌っていた一方で、古代エジプト人はハエを崇高な存在として認識していました。

とくに、いつまでもまとわりついてくるハエの執念は「粘り強さ」の象徴として高く評価されています。

そのため、戦場でそのような能力を発揮した兵士には、金で作られた「黄金のハエ」が贈られたという。

他にもハエのお守りは、金・銀・骨・ラピスラズリ・アメジストなど、様々な材料で作られました。

そのお守りを身につけることで、虫刺されから身を守ったり、実際のハエを追い払うことができると信じられていたようです。

ペピ2世もハエ避けのために、このお守りを使ったりしたのでしょうか?

しかし、まったく効き目がなかったか、あるいは作り物のハエを見るのも嫌だったので、奴隷を蜂蜜まみれにしたのかもしれません。

また、彼が100歳まで生きたことを考えると、蜂蜜まみれを経験した奴隷もかなりの数に上ったことでしょう。

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参考文献

Egyptian Pharoah Pepi II Coated His Slaves in Honey to Use as Fly Traps
https://www.ancient-origins.net/weird-facts/pepi-ii-slaves-0016752

Pepi II, the Egyptian king who covered naked slaves with honey to attract flies away from him
https://face2faceafrica.com/article/pepi-ii-the-egyptian-king-who-covered-naked-slaves-with-honey-to-attract-flies-away-from-him