尻尾も長く、なんと木に登って巻き付けることができます。

カメの概念逸脱もはなはだしいような気もしてきます。

インドシナ半島を貫く魅惑の怪魚天国『メコン川』 水生生物でたどる大河紀行オオアタマガメ(提供:PhotoAC)

懐の深さも大河スケール

水生生物でたどるメコン川を遡る旅、いかがでしたか?世界に名だたる大河だけあって、生物のスケールも個性も強烈ですね。

ただ、今回紹介した生物たちは、いずれも急速に数を減らしています。日本にすむ私たちとは遠く離れた生きものたちかもしれませんが、世界の環境は密につながっています。

普段見ることのない野生生物を知ることも、環境を守る大切な一歩だと考えます。この先も彼らの姿が見られるように。

<浅川千/サカナトライター>