高水温期に突入している。さすがに海水温25℃を超す日も続いてくると、だんだん潮通しの悪い大阪湾奥の魚も低活性になってきた。しかしこの時期でもタコを除くと唯一反応する釣り物がいる。それがチヌだ。一年に何尾も釣るからもう別に釣らなくていいと思いつつ出かけてみた釣行をレポートしたい。
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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・井上海生)
チヌ狙いのライトゲーム
場所は泉大津。メバリングタックルを流用してチヌを狙っていく。ライトブリームゲームだ。思えば私はチヌという魚をバスタックルとメバリングタックル以外で釣ったことがない。つまり専門的な釣り方をしたことがない。
以前ボートシーバスでシーバスのゲストとして釣ったことがあるが、それとて本命としての狙いではないのだ。そんなに狙い澄まさなくても釣れてしまう魚、ということもできるだろうか。
ポイントに入ったのは夕マヅメだった。この時間帯から少し暑さが和らいで、体力を温存しながら釣りに集中することができる。ファーストチョイスはメタルジグだが、魚はチェイスしてくるものの掛けるところまでいかなかった。キワにはキビレの姿がちょこちょこ見える。
ショートバイト散発
ワームにチェンジしてみるとアタリが増えた。ここでブレードがついたジグヘッドにチェンジしてみるが、かえって反応が鈍ってしまう。もう一度普通のジグ単に戻してみると、もう追ってこなくなった。

そこからはフローティングのプラグにする。ド表層を意識している魚に絞って、小さなクランクのようなルアーをトレースしていると、ショートバイトが連発した。じゃれつくような金属質なアタリ。これは典型的な小さなキビレのアタリである。高活性のときにはメバルみたいにバカみたいに食ってくるのだが、今日はなかなかそうもいかない。
