より小型のアジに特化させたい場合は、ロッドとライン選びにも気を配る。

ロッド

一般的なアジングロッドは、ジグヘッドを繊細に操作して小さなアタリを感知できるようにシャープで高感度なロッドだが、小型のアジにはやや軟らかいロッドのほうがフッキングしやすくバラシは少ない。

ライン

ラインは、高感度なPEラインやエステルラインが主流だが、あえて適度に伸びるナイロンラインを選択する方法もある。しなやかなナイロンラインは、軽いジグヘッドも飛距離が出しやすく、アタリを弾きにくい。比重が約1.1とエステルラインよりも軽いため、表層にいる小型のアジをスローに誘いやすく、ヒット後は適度に伸びてバラシが少ない。伸びるといっても軽いテンションではほとんど伸びないため、意外とアタリは明確に伝わる。

夏に多くなる小型のアジも、以上のような対策をすれば、比較的簡単に数釣りができるため、アジング入門にはピッタリの時期。涼しくなった夜にアジングに熱くなってはいかがだろう。

 

<週刊つりニュース関東版 渡邉長士/TSURINEWS編>