当たり前のことを書くが、釣り人はそれぞれにスタイルがある。使える予算だってそれぞれ違う。例え記事に書いてある道具や釣り方を完全にコピーしても思うようには釣れない。なんてこともある。だからこそ参考や目安にする方がいい。
自分の腕や経験は釣り人それぞれが獲得した大切なバックボーンだ。これを信じて道具は参考程度に読み流す。少し乱暴だが、これこそが正しい読み方ではないかと筆者は考える。

文章は冷静に写真はじっくり
さて、ここまで釣りの記事を読む「ガイドブック」的な記事を書いてきたが、まとめてみよう。
簡単に書けば、文章は冷静な気持ちで読み、写真は背景も考えてじっくり見る。そして道具はあくまで参考程度にとなる。こんなのは今さらだが、こうやってあらためて書き出してみると釣りの記事自体の見方もまた変わってくるだろう。
確かに趣味の記事なんて釣りに限らず自由に読めばいいと思うが、ポイントを絞って読むのも悪くはない。特にWEBの長い文章は興味がないとなかなか読み続かない。しかし、釣りの記事は特別だ。写真を見れば文章が読みたくなり、文章を読めば実際に釣りに行きたくなる。
だからこそ、効率的に読み進めるためのガイドが必要なのではないだろうか。そのためのツールに、少しでもこの記事が役にたてばと思う。

<宮坂剛志/TSURINEWSライター>