耐久性の高い材料を選定
今回のスキームでは、耐久性の高い材料として、絶壁外壁材におけるタイル(剥離防止工法)、仕上塗材(高品質上塗り材)、シーリング材(高耐候性材)、屋上防水(シート防水)などを採用した。たとえば屋上防水としては、一般の屋上防水保証期間は約10年を目安とされているところ、15年保証のシート防水(最長20年)を採用。タイルでは接着耐久性に優れるQ-CAT認定有機系接着剤によるタイル張り工法を採用し、適切に施工記録を残すことで10年ごとの建築物の定期調査報告において、一部の引張接着試験のみで建物全面の打診検査が免除される。
シーリング材としては、耐久性区分10030相当(シーリング材が100℃の高温下で30%の圧縮、および-10℃の低温下で30%の伸張に耐える)、建築用シーリング材の耐久性を表すJIS規格(JIS A 5758)において最高グレードの高耐久MS-2、期待耐用年数20年のシーリング材を採用。高耐久化を行っている。
(文=BUSINESS JOURNAL編集部)