釣れた20mに照準を合わせて探る。しかしアタリがない。ここがバチコンアジングの難しいところ。アジの水深と合わないと当然釣れないのだ。
何度か探りを入れ、底付近でようやくヒット。探り当てた時の満足感たるや何事にも変えられない。アタリの水深をいかに釣るかがこの釣りの鍵となる。
「底を探るとマアジ、中層だとマルアジが多いですよ」と船長。これを聞くとマアジを釣りたい私は底付近を探ることに。すると早速アタリがでた!
上げてみるとマルアジで、そうは問屋が卸さないようだ。マアジ狙いをやめるとマアジがヒット。釣りとはこんなもんかと伊万里湾バチコンを存分に堪能。

良型アジでクーラー満タン
ふと隣で釣っていた隣の同僚を見ると、ただ巻きで誘い毎投のようにアジを掛けているではないか。私もただ巻きを駆使して釣ってみる。グーンとものすごい引きの魚が来た。
これはと思い慎重にやり取りすると、丸々太った40cmオーバーのマルアジをゲット。これはうれしいサイズだ。クーラーにはアジがたくさん。平均サイズが35cmくらいなので35Lクーラーにたんまりと入っている。
午前0時まで頑張り、ここで納竿。夏の暑い日差しを避けての釣り。伊万里湾バチコンアジングのシーズンはまだまだ続く。ぜひチャレンジしてみては。

<週刊つりニュース西部版今泉怜士/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース西部版』2025年8月15日号に掲載された記事を再編集したものになります。