誰のための“母の日”なのか

義母に悪気はないのだと思います。

でも、自分が「母」であることをアピールされるたびに思うのです。 “ 母の日 ” は感謝を伝えられる立場であって、 「自分も祝って!」とねだる日ではないのでは?

しかも、私の母には「嫁いだんだから実家は関係ないでしょ」と距離を置くくせに、 自分は “ 母 ” として祝ってもらいたがる、その都合のよさに辟易していました。

私が取った“線引き”のひとこと

Drawing-the-line
(画像=『FUNDO』より引用)
もう無理して “ 贈り物役 ” を演じるのはやめよう。 そう決意した私は、夫にきっぱりこう言いました。

「母の日のことは、あなたがやって。 私は自分の母にだけ感謝したい。義母のことは“息子”のあなたが考えるべき」

夫は少し驚いた顔をしていましたが、「うん、わかった」と納得。

その年から、義母へのギフトは夫が自分で選ぶようになり、私への “ ちょうだいアピール ” も少しずつ減っていきました。

まとめ:母の日は“義務”じゃない、感謝の気持ちは自発的に

★ 義母に贈るかどうかは、嫁の義務ではなく“夫の役割” ★ 感謝は「自発的」に伝えられるからこそ、意味がある ★ 距離感を保つためにも、 “ 線引き ” の言葉は効果的!

母の日は本来、 “ ありがとう ” の気持ちを伝える優しい日。

でもそれが、誰かの「催促」や「見栄」の場になってしまったとき、 本当の意味が失われてしまいます。

“ モヤモヤを抱えたまま、誰かの期待に応える ” のではなく、 “ 自分の感謝を、自分の意思で伝える” 。

そんな“母の日”が、もっと増えてほしい。 そう思わずにはいられなかった、ちょっと苦い記念日でした。