声の改善に必要な時間は1日わずか5分。朝の身支度中に腹式呼吸、通勤中に口の体操、就寝前に音読練習。この積み重ねが、3ヶ月後には別人のような声を作り出す。

ある女性管理職は、声のトレーニングを始めて半年後、「会議での発言力が増した」「部下からの信頼が厚くなった」と実感し、その1年後には役員に昇進した。声が変われば自信が生まれ、自信が態度を変え、態度が結果を変える。この好循環こそが、声のトレーニングがもたらす真の価値だ。

声は、あなたの思考と感情を世界に届ける唯一の道具だ。その道具を磨かずして、どうして十分なパフォーマンスが発揮できるだろうか。今日から始める5分の投資が、あなたのキャリアを大きく変える可能性を秘めている。

尾藤 克之(コラムニスト・著述家)

22冊目の本を出版しました。

「読書を自分の武器にする技術」(WAVE出版)