
(画像=画像は「Daily Mail Online」より)
UFO、宇宙人、そして国家最高機密…。数々の伝説と陰謀論に彩られた米軍の秘密基地「エリア51」。その禁断の空で、これまでその存在自体が半ば都市伝説と化していた米空軍の極秘ジェット機「RAT55」が、ついにその姿をカメラに捉えられた。そして、この謎多き機体が着陸後に向かった先は、エリア51で最もミステリアスな格納庫、あの「ハンガー18」だった。
42km先の執念、捉えられた“空飛ぶ実験室”
この歴史的な撮影に成功したのは、航空愛好家のマイケル・ロキタ氏だ。彼は、エリア51から42kmも離れたティカブー・ピークの山頂から、執念の追跡の末、この幻の機体をカメラに収めた。映像には、RAT55がタッチアンドゴー(着陸と離陸を連続して行う訓練)を繰り返し、最終的に滑走路に着陸するまでの一部始終が記録されている。
「RAT55」は、その異様な外観で知られる。「太い鼻」「背中と腹のこぶ」「後部の大きな突起」。この奇妙な姿は、伊達ではない。この機体の真の目的は、他の航空機のステルス性能(レーダーにどれだけ映りにくいか)を飛行中に測定するための、いわば“空飛ぶレーダー実験室”なのだ。
通常、RAT55は自らの位置情報を消して追跡から逃れ、その活動は厚い秘密のベールに包まれている。しかし、ロキタ氏の観測により、この機体が「Saber 98」というコールサインを使用していることも判明。これは、エリア51の秘密作戦とこの機体を結びつける、決定的な証拠となった。

(画像=画像は「Daily Mail Online」より)

(画像=過去にはデスバレー上空でB-2スピリットと並んで飛行していた 画像は「Daily Mail Online」より)