もちろん、既存の金融インフラとの相互運用性が不十分なままでは、市場が分断されるリスクがある。加えて、ハッキングへの耐性やブロックチェーンのガバナンス設計といった技術的・運用上の懸念も解消が必要だろう。さらに、規制の地域差もクロスボーダー取引の障壁となる。トークン化の価値を最大化するには制度・技術・市場の三位一体の進化が不可欠であり、日本がこの分野で世界をリードするチャンスでもある。
経営者にとってトークン化はもはや資本政策、国際展開、M&A、ESG対応、人材マネジメントまでを包含する「経営の中核戦略」そのものである。これはすべてが「即時・分割・グローバル」に再編成される中、単なる技術導入ではなく資本設計の再構築であり、経営の未来地図そのものなのだ。ちょうど本日からWebXが開幕する。ここでRWAに関してより深く話す予定だ。ぜひ会場でお会いしましょう。
編集部より:この記事は、「北尾吉孝日記」2025年8月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。