大汗を流しながらしゃくっていると、午後3時を過ぎるとゲストの層が薄くなり仕掛けが着底するようになった。これはチャンスかもしれない。休むことなくしゃくり続けると、これまでにない大きな引き。船長は横に来てタモを準備する。

志摩沖のシマアジ釣りで46cm本命キャッチ!【三重】ゲストの猛攻を突破本命顔見せ(提供:週刊つりニュース版APC・石川友久)

やがて見えてきたのはターゲットのシマアジ。これはうれしい!諦めずに続けていると、いつかチャンスに遭遇することもある。シマアジを引き寄せた勝因は諦めなかったことだと思う。それまでの疲労感が達成感に変わった瞬間。とにかくうれしかった。

志摩沖のシマアジ釣りで46cm本命キャッチ!【三重】ゲストの猛攻を突破多彩な魚種がヒット(提供:週刊つりニュース版APC・石川友久)

その後、アタリはあったがすぐにバレた。おそらく口切れ。シマアジの口の側面に掛かったのだろう。ゲストがいなくなるタイミングこそがシマアジのチャンス。2匹目ゲットとはならなかったが、なんとかキャッチできて大満足。このまま納竿時間を迎えた。

5種盛りを堪能

当日の釣果は、シマアジ46cm1匹、ゴマサバ40cm級10匹、ムロアジ40cm級多数、マアジ40cm級、ウスバハギ50cm級、カワハギ25cm級、イサキ40cm級、メイチダイ30cm級、カゴカキダイ20cm級、シイラ20cm級。魚種豊富な海、志摩沖のポテンシャルの高さを再認識した。

志摩沖のシマアジ釣りで46cm本命キャッチ!【三重】ゲストの猛攻を突破ぜいたくな5種盛り(提供:週刊つりニュース版APC・石川友久)

やってみたかったぜいたくな5種盛り(釣り人の特権)はシマアジ、イサキ、メイチダイ、カゴカキダイ、カワハギ。一番おいしいと思ったのはやはりシマアジだったが、それぞれ特徴があって食べ飽きない。意外に美味だったのはカゴカキダイで、トロッとしていてまったくクセがなかった。

志摩沖のシマアジ釣りで46cm本命キャッチ!【三重】ゲストの猛攻を突破ウスバハギのフライ(提供:週刊つりニュース版APC・石川友久)

ゴマサバは三杯酢で締めて刺し身。ウスバハギは船長に勧められたフライにしたが、身がねっとりしていてクセがなく脂があっておいしかった。