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✔ 朝起きても疲れが取れない ✔︎ 白髪が増えて、老けて見える ✔︎ 最近、物忘れがひどくなった
3名の専門家が、今日からできる「老化・疲労感」を解消する術を解説する新書籍をリリース。
名医が教える「疲れない・老けない体をつくる3つの習慣」上巻(ダイレクト出版) 名医が教える「疲れない・老けない体をつくる3つの習慣」下巻(ダイレクト出版)
今回は、第3章から役立つエッセンスを紹介します。
肩こりの原因は歯にあった?
慢性的な肩こりに悩まされている方は多いでしょう。マッサージに通っても、ストレッチをしても、なかなか改善しない―そんな方は、一度噛み合わせをチェックしてみる価値があります。実は、噛み合わせを調整しただけで、長年の肩こりが劇的に改善したという例は珍しくないと著者は言います。
顎の動きを制御する三叉神経は、顔面の感覚も司る重要な神経です。この神経系統の不調は、首や肩の筋肉の緊張にも影響を与えます。左右の噛む力のバランスが崩れると、顎関節に負担がかかり、その影響は首、肩、さらには背中にまで及ぶのです。
顎は、単独で機能しているわけではありません。顎骨は頭蓋骨を構成する9種類の骨と密接に関係しており、特に上顎骨、頬骨、口蓋骨との連携は重要です。これらの骨が協調して動くことで、正常な噛み合わせが維持されています。
顎関節は、体の中でも特に複雑な構造を持つ関節の一つです。開閉運動だけでなく、前後左右への動きも可能で、これらの動きには内側と外側の筋群が複雑に連動しています。このバランスが崩れると、顎関節症を引き起こし、頭痛、めまい、耳鳴りなど、一見関係なさそうな症状が現れることがあります。
噛み合わせチェックのポイント
自分の噛み合わせに問題があるかどうか、簡単にチェックする方法があります。鏡の前で口を大きく開けてみてください。顎が左右どちらかにずれていませんか?口を開ける時にカクカクと音がしませんか?