そして何より重要なのは、この記録的な爆発を通じて、ガンマ線バーストが「単純な円錐」ではなく、はるかに複雑な構造を持っている可能性が高まったという点です。
今後、ラパルマ島にさらに3基のLST望遠鏡が建設され、南半球のチリにも新たな観測所が整備されていく予定です。
宇宙の極限現象に、より敏感に、より広い視野で迫れる時代が始まろうとしています。
そしてそれは、私たちが宇宙の「始まり」や「死」といった深遠な問いに向き合う手がかりになるかもしれません。
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参考文献
史上最も明るいガンマ線バーストをチェレンコフ望遠鏡で検出―粒子ジェットの構造に新たな知見―
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2025-07-29-1
元論文
GRB 221009A: Observations with LST-1 of CTAO and Implications for Structured Jets in Long Gamma-Ray Bursts
https://doi.org/10.3847/2041-8213/ade4cf
ライター
千野 真吾: 生物学に興味のあるWebライター。普段は読書をするのが趣味で、休みの日には野鳥や動物の写真を撮っています。
編集者
ナゾロジー 編集部