これは自然環境がより良好で、空気も清浄であること、ストレスの少ない生活環境が影響している可能性があります。

今回の研究は、アメリカ全土の膨大なデータを用いて、「海の近くに住むと寿命が延びる」という関係を明確に示した初の体系的研究です。
単に水があるだけではダメで、「どんな種類の水辺か」「どんな環境か」が重要であることが明らかになりました。
この発見は、今後の都市計画や公共政策にも大きなヒントを与えるでしょう。
例えば、都市におけるブルースペース(海・川・池など)を単に「見せる景観」としてではなく、健康資源として機能させる設計が求められます。
「青い景色に囲まれた暮らし」は、見た目が美しいだけでなく、私たちの寿命までも左右しているのです。
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参考文献
Could living near water mean you’ll live longer?
https://news.osu.edu/could-living-near-water-mean-youll-live-longer/
元論文
Unveiling complexity in blue spaces and life expectancy
https://doi.org/10.1016/j.envres.2025.121981
ライター
千野 真吾: 生物学に興味のあるWebライター。普段は読書をするのが趣味で、休みの日には野鳥や動物の写真を撮っています。
編集者
ナゾロジー 編集部