FIFAワールドカップが来秋に迫る中、試合勘の空白は不安材料となるが、日本でのキャリアを選択する可能性は十分にあるだろう。


岡本拓也 写真:Getty Images

岡本拓也(前所属:パース・グローリー)

浦和レッズやV・ファーレン長崎、湘南ベルマーレでの経験を経て、今年1月からオーストラリアのパース・グローリーで半年間プレーしていたDF岡本拓也。

右ウィングバック(WB)を主戦場に、同サイドを果敢にドリブルで駆け上がり、多くのクロスを前線に供給する。守備でも、対峙する左サイドの選手にクロスを上げさせないタフネスさが特徴である。

プロキャリアをスタートさせた浦和では思うような出場機会が得られず、長崎への期限付き移籍を経て2016シーズンから9シーズン湘南で中心選手として活躍。右サイドのスペシャリストとしてチームを支え、J1残留に大きく貢献してきた。

今年1月からはオーストラリア1部のパース・グローリーに所属していたが、リーグ戦6試合の出場にとどまり、シーズン終了後に契約満了となっている。

岡本が再びJリーグに活躍の場を求める可能性は十分あるだろう。


大森晃太郎 写真:Getty Images

大森晃太郎(前所属:カマタマーレ讃岐※)

2011シーズンにガンバ大阪でプロキャリアをスタートさせたMF大森晃太郎。中盤2列目からの積極的なハードワークで攻守両面において活躍し、2014シーズンにはJ1リーグ、天皇杯、ナビスコカップ(現ルヴァンカップ)の3冠達成に大きく貢献した。

2017シーズンはヴィッセル神戸で公式戦34試合4ゴール、翌2018シーズンから2シーズンはFC東京で公式戦73試合2ゴールとコンスタントに出場を続けた。

その後は、ジュビロ磐田、ムアントン・ユナイテッド(タイ)、カマタマーレ讃岐と活躍の場を移すが、年々出場機会は減少。2024年12月26日に磐田との契約満了が発表され、以降は無所属の状況が続いている。経験とポテンシャルは十分であり、オファー次第ではいつでも復帰できる可能性があるだろう。