桃山学院高校(大阪府)を卒業後、モンテネグロのFKイバル、FKベラネ、FKポドゴリツァなどで6シーズンプレー。その後は韓国の大邱FCで2シーズンプレーし、昨シーズンはタジキスタンのイスティクロル・ドゥシャンベでプレーしていた。

主に左サイドバックを主戦場とする鈴木は、身長172cmと高さはないものの、大柄な東欧選手とのフィジカルコンタクトにも引けを取らない強さが持ち味だ。また、積極的な攻撃参加で左サイドを活性化し、多くのチャンスメイクでチームに貢献できる。27歳ながら異色のキャリアを歩んできた鈴木。今後のさらなる「冒険」に注目したい。

中村航輔 写真:Getty Images

中村航輔(前所属:ポルティモネンセ)

柏レイソルやアビスパ福岡でのプレーを経て、ポルティモネンセ(ポルトガル)でプレーしていたGK中村航輔。プロ1~2年目の頃は思うような出場機会が得られなかったが、2015年に出場機会を求めて当時J2の福岡に移籍。同シーズンでは、リーグで1,000分以上出場したGKの中でトップとなるシュートセーブ率87.3%を記録するなど、数多くのピンチを防いでチームの5年ぶりのJ1昇格に大きく貢献した。

2016年に柏に復帰すると、前年の活躍そのままにシーズンを通して安定したパフォーマンスを発揮。同年のJリーグ優秀選手賞にも選出された。その後は柏の主力として2020年までプレーし、2021年からポルティモネンセに移籍した。

ポルトガル移籍当初は、正守護神GKサムエル・ポルトガルの前に控えに甘んじていたが、サムエルがFCポルトへ移籍した後は正GKとして中村がチームのゴールマウスを守ってきた。

しかし、昨2024/25シーズンは公式戦わずか3試合の出場に留まり、契約満了が言い渡される。シーズン終了後からはフリーの状況が続いており、現在も所属クラブを探している状況だ。