今シーズンはJ1に舞台を戻したものの、山原はやや序列を下げている印象だ。今後のオファー次第では、川崎への移籍が実現する可能性もありそうだ。

市原吏音(RB大宮アルディージャ)
高校3年時に大宮アルディージャ(現:RB大宮アルディージャ)でプロデビューを果たしたDF市原吏音。対人の強さや先を読む守備センスを武器に堅守を支えるだけでなく、足元の技術を駆使したビルドアップにも定評があり、現代のCBに求められる資質を兼ね備えている。そのプレースタイルはアヤックス(オランダ)でプレーするDF板倉滉を彷彿とさせる。
最終ラインから声でチームを統率するキャプテンシーも魅力の一つであり、ロサンゼルスオリンピック世代のU-20日本代表でもキャプテンを務めるなど、リーダーシップ面でも高い評価を得ている。今シーズンはJ2リーグでここまで21試合に出場しており、チームの躍進に貢献している。
世界を見据える20歳の才能に、川崎がオファーする可能性は十分にありそうだ。

佐藤瑶大(名古屋グランパス)
明治大学卒業後、ガンバ大阪、ベガルタ仙台、浦和レッズでの経験を経て、今シーズンから名古屋グランパスに加わったDF佐藤瑶大。CBを主戦場としており、高い身体能力を活かした空中戦の強さと的確なポジショニングに定評がある。チームの守備に安定感をもたらす存在だ。
また、ピッチ上で最終ラインを統率する姿はまさにディフェンスリーダーそのもの。若干26歳ながらベテラン選手のような存在感を放っている。今シーズンもここまで16試合に出場しており、名古屋の中心選手として活躍を遂げている。
資金力のある川崎が本気で動けば、即戦力として計算が立つ選手であり、大金を投じてでも獲得を目指す可能性はありそうだ。
