2025年8月5日(火)、千葉・ZOZOマリンスタジアムで行われた「千葉ロッテマリーンズ」VS「福岡ソフトバンクホークス」の1戦。この戦いの前に、Hyundai Mobility Japan(以下ヒョンデ)は、同社のフラッグシップEVである「IONIQ 5(アイオニック ファイブ)」2台を千葉ロッテマリーンズへ贈呈しました。CARPRIMEは、公式戦前の贈呈セレモニーを取材してきましたのでその様子をお届けします。

- 開催日時:2025年8月5日(火)17:35〜
- 開催場所:ZOZOマリンスタジアム
- 発表車両:リリーフカーとして架装が施された IONIQ 5(ブラック・ホワイト)
- 登場人物:Hyundai Mobility Japan 代表取締役社長 七五三木敏幸氏
千葉ロッテマリーンズ 高野脩汰選手
この日は、「千葉ロッテマリーンズ」VS「福岡ソフトバンクホークス」の1戦。その試合開始40分前に贈呈セレモニーが始まりました。
スタジアムDJのカウントダウンと共に、ブラックとホワイトの2台のIONIQ 5が入場。さすがEV車、排気音は皆無で走行音もほぼなくスマートな登場です。
2台のIONIQ 5がマウンド付近に到着すると、スタンドは大歓声に包まれました。
車両から降りた千葉ロッテマリーンズの高野投手へ、ヒョンデの七五三木社長が巨大キーを手渡し、無事に2台のリリーフカーが贈呈されました。

ところでリリーフカーをご存知でしたでしょうか。リリーフカーとは、ブルペンで肩をつくった投手をベンチやマウンド付近まで運ぶための専用車両です。
1950年代のMLBが発祥で、試合のテンポを保つために短距離を素早く移動させる目的で導入されたそうです。日本には1980年代前半に上陸し、各球団がマスコットを模したデザインやオープンカー型など、演出性を高めた仕様でファンを楽しませてきました。
今日では、静粛性と環境性能に優れたEV化や、投手の表情が見えやすいハイデッキ座席など“見せるレイアウト”が新たなトレンドとなっており、ヒョンデが贈呈したIONIQ 5はまさにEV車&ハイデッキ座席で最新トレンドを取り入れたリリーフカーとなりました。
そんなリリーフカーは、投手のコンディションを守る移動ツールであると同時に、スタンドに“推し投手登場”の瞬間を演出する動く舞台装置でもあるのです。スピード・演出・安全の三つを兼ね備えた、球場エンタメの象徴と言えます。
