そして19km/h以上になるとハイギアへシフトアップ。前作までローギアとハイギアだけでしたが、ミドルギアが加わることでギャップなくこぎ続けられるように改良されています。というのも、あまりにもスムーズな変速だったことから私自身3段変速であることを忘れていたほど。「ギアチェンを意識させないほど、スムーズな走り心地」という言葉が、しっくりきました。
そしてシフトチェンジの音やモーター音がとにかく静かなのも特徴のひとつ。従来のeバイクは電動モーターの「ウィーン」という機械音が目立つものでしたが、いよいよその音も聞こえず技術の進歩を感じたものです。
これまで普通の自転車と一緒に走った際は、モーター音から自分の自転車がeバイクであることを感じさせましたが、静音化することでその境目も曖昧になるような感覚がありました。
ビジネス
2025/08/18
3段階自動変速でどこまでもスイスイ。通勤にも旅にもちょうどいいeバイク|ADO Air 20 Ultra試乗レポ

土手を下ったり上ったりするときも、面倒なギアチェンジの操作をせずとも常にベストなギアにシフトしてくれるので、自転車の変速に慣れていない人でも楽々乗れるのも良いところです。加えてカーボンベルトドライブシステムを採用しているため、一般的な自転車のようにチェーンが落ちたり、足まわりがオイルで汚れたりしないのも魅力です。
スポーツモードで走る喜びをダイレクトに
そしてスポーツモードへアシストレベルを変更すると、より力強く進んでいく感覚に。試乗日も強い向かい風が吹いていましたが、息を切らすことなく心地良い速度域で走り続けることができました。

乗ってみて感じたのが、スポーツモードに向いているのは、ヒルクライムや荷物を積載したツーリングといったシーン。初めてスポーツバイクに乗ったときの「翼の生えたような走行感」を、どんな道でもどんなシチュエーションでも感じられるのが魅力だと感じました。
普段はエコモードで十分という方も、週末のアクティビティで「スポーツモードがあって良かった」と重宝するはずです。
折りたたみすれば玄関にも置けるサイズに

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