不意のトラブルに見舞われた際、平常心を保つのは非常に重要である。しかし頭で分かっていても、咄嗟に行動に移すのは非常に難しい。
現在X上では、体の「とんでもない部位」にとまったスズメバチの様子が「怖すぎる」と話題を呼んでいるのだ。
■スズメバチ、なぜそこにとまる…
今回注目したいのは、とあるXユーザーが投稿した一連のポスト。
「デカいスズメバチが足に止まり、涼みだした!! 落ち着け、なにも怖くない」と綴られた投稿には、膝の辺りにとまった巨大なスズメバチの写真が添えられている。
スズメバチに遭遇した際は平常心が求められるが…この状況で、落ち着いた行動をとれる人の方が珍しいだろう。
■「これは動けない」と絶望の声
見ただけでゾッとしてしまう光景は瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「いや、超怖いです」「これは動けない。服が黒いのもあって、より怖い」「この状態を撮影できるのがすごい」「よく写真撮れたな…」といった具合に、驚きの声が多数寄せられていた。
なおスズメバチは3分間ほど足の上にいたが、ハチの性質を理解していたポスト投稿主は動かずじっとしてやり過ごしたという。

毎年夏になると、SNS上で大きな話題となるスズメバチとの遭遇。今年の夏は特に、こうした体験談が多い印象を受ける。
そこで今回は、投稿にあったような緊急時の対応について、公益社団法人「東京都ペストコントロール協会」に詳しい話を聞いてみることに…。
■「静かにしてれば刺されない」
今回の投稿を見て、東京都ペストコントロール協会の担当者は「ハチが攻撃的になるのは、巣や自身を守るときです。体に止まるのはそのどちらでもないので、静かにしていれば刺されることはありません」と、断言する。
また「アシナガバチもスズメバチも、飛んでるのは幼虫のエサにする獲物を探しているからで、人を刺すのが目的ではありません。庭や公園にハチが飛んでいますが、人を見つけて刺すようであれば、至るところでハチに刺されているはずです」とも、コメントしていた。
人がスズメバチに刺される理由としては「知らずに巣に近づきすぎる」、または「振動させてしまった」などが考えられるそうで、「植木屋さんも生垣の巣に気がつかずに刺されます」と、例を挙げている。